忍者ブログ
. . . . . . . . . . . . ぐだぐだ雑記兼備忘録です。
カレンダー
01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
文責
written by 大鷲ケイタ
バーコード
忍者アナライズ
07
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

滑り込みィーッッ

手遊び「戯話」に節分ネタ掲載しました。

熱い灰をぶちまいて鰯を並べるのは、戦国武将の鍋島直茂が奥さんの彦鶴(後の陽泰院)に惚れるきっかけになった鰯の焼き方です。
焼けた鰯は箕に掻い込んで灰をふるい落として食べるらしいです。でも食べづらそう。
この人達は武将クラスで恋愛結婚した珍しいカップルなので仲良しエピソードが多くて微笑ましい。


ヘッドスライディングより全力で駆け抜けたほうが速いと元野球部の人が言ってました よ。
更新は計画的に。



「図書委員会が同じ本を五十冊も買ったのはご存知でしょう?」
「うん、収支報告書で読んだ。"雀躍集"だろ」
そうです、と久作が勢い込んで頷く。
「途中抜けや続刊なしばっかりだと、いくら書物を積み上げても肝心な点が分からないということを分かって頂くために、学園長先生の庵にじゃんじゃん本や巻物を運んでいるんです」
大量の書物に埋もれた学園長先生が、図書委員が持ち込んだものはあれもこれも情報が中途半端で役に立たぬと怒り出したらしめたもの。
その半端を補うために勝ち取った予算を学園長がいいカッコするためだけに使ってしまったから、調べものをしたい皆が困っているのですと、実体験を以て思い知ってもらうのだ。
「新しい本の入荷を待っている生徒は大勢いるし、予定外の本を買う余裕はないって中在家先輩がずいぶん頑張ったのに、結局押し切られちゃったから」
「雀躍集とやらはまだ届いていないんだろう?」
「はい。だから、もしかしたら学園長先生が思い直して下さらないかって――まあ期待は薄いんですけど、少なくともささやかな嫌がらせにはなります」
急にテンションが落ちた久作が、のろのろと書物拾いに戻る。
本来回すべき必要なものに予算を回せず、横入りした厄介者に予算を食われるという構図は、今の生物委員会の状況にちょっと似ている。
久作の前で口には出せないが、そんなことを考えつつ拾い集めるのを手伝っていた三木ヱ門は、ふとその手を止めた。
元々飼っている生き物たちにかかる費用は削れないのに、預かり物の猿一匹に予算のほとんどをつぎ込まなければならなくなったから、先月に比べて「鳥の餌代」が五倍になった――と、孫兵は説明した。

おかしい。

他の生き物たちが揃って急に小食になった訳でもあるまいし、支給された予算から「鳥の餌代」を引いたわずかな残額で、どうやって「絶対に削れない費用」を賄ったんだ?



目眩がしてるのかと思ったら地震だった…
震源地は十勝沖なのに何この揺れた範囲の広さ。

ブログ連載の#81-90、#91-100をまとめてサイトに掲載しました。
#91-100の中で喜八郎が言った「ヨーヨー記とかヨーオー記とかいうの」は越前の名宰相・朝倉宗滴がまとめた「養鷹記」のことですが、ヨーヨーキなのかヨーオーキなのか読み方が分かりませんでした。
なので喜八郎がタイトルをいい加減に覚えているわけではなく私があほぅです。原著読みたい。

原著といえば原点回帰で「落第忍者乱太郎」を一巻から読み直し中です。
利吉さんの一人称は最初「僕」だったとか、初登場時の三木ヱ門が幕末に登場するはずのアームストロング砲を持っていたとか、伊助がさり気なく兵法書の「うつりょうし(尉繚子)」を読んでいたとか、ネタ探しの目で見ると色々と転がっていて 実に 楽しい。

……お陰で書きかけの節分ネタが進まない。



「わ?」
「うわっ!」
短い悲鳴が上がり、ばさばさと音を立てて大量の本や巻物が廊下の上へ雪崩れ落ちる。咄嗟に飛び退いた三木ヱ門が立っていた場所へ小山のように積み上がった書物の向こうには、図書委員の久作が呆然として立っていた。
「すまん、前を見ていなかった」
軽く謝った三木ヱ門はひょいと膝をついて屈み、"当世流行図会"と題名がついた書物を何冊か拾い上げた。第一巻は九州編、第二巻は中国編、第三巻が四国編、第四巻の近畿編――がなくて、第五巻北陸編――もなくて、第六巻の東海編の裏表紙には「第七巻:東国編 刊行予定:かみんぐすーん」と書かれた紙が貼られている。
本を拾う三木ヱ門を見て我に返った久作がストンとしゃがみ、そのままぺこりと頭を下げた。
「こちらこそすいません。前が見えませんでした」
「だろうなあ」
よくもひとりでこれだけ抱えていたものだと思うような数の書物を前にして三木ヱ門が言うと、久作は申し訳なさそうに首を縮めた。
「これ全部、学園長先生の庵に持って行くところなんです」
「校庭でも庵へ運ぶ本を抱えた不破先輩に会ったぞ。学園長のお言い付けとは言え、そんなにたくさん書物を運び入れたら、庵が第二の書庫になってしまいそうだな」
手に汗握るリアリズムあふれた自伝を書くにあたってまずは資料集め、ということだろうけれど――これじゃ運ばせた資料を読むだけでも時間がかかって仕方ない。そこでうんざりして執筆は諦めてくれないものだろうか。
”まっぷるるるるぶ畿内・北部編”と表紙に書かれた巻物を拾った久作は、三木ヱ門の言葉に何故か小さくニヤリとした。
「いえ。大量の本を運んでいるのは中在家先輩の作戦です」
「作戦?」
「――例えばこの巻物は東・西・南・北で全四巻だけど、北の一巻しかないんですよね」
続刊分をまだ買えていないからと、手にした巻物を振って澄ました顔で言う。
「じゃあこれは? 六巻までは出ているのに途中が抜けてる」
「近畿編と北陸編はみんなが読むからボロボロになっちゃって、買い直す予定だったんです」
「……予定だったか」
その分の予算を、図書委員会は無駄遣いさせられた訳だ。
「しかし、続き物が中抜けしていたり全体の一部分しか資料がなかったりでは、いくら書物を積んでも肝心な点が分からなそうだな」
「そこです!」
「どこ?」



番号の重複に今頃気づいて修正したら「短期集中」と謳いながら100話目に達していた 何を言っているか(以下略 。
-----------------------------------------
喜八郎ときたら思い付きで喋るんだから、たまにびっくりさせられる。
いつもの潮江先輩なら身形はきちんとしておられるのに、髪も上げたままだったし、濃く塗った白粉を落とすだけで手一杯だったというだけの話だろう。きっと。
頭をひと振りして三年生の部屋の方へ歩き出しながら、三木ヱ門は指折り考えた。

用具の「予算をスッた」という噂は真実。
生物の「鳥の餌代」は預かった猿のケア費用の建前。
図書の「同じ本を五十冊購入」は学園長命令で仕方なく。
作法の「鳥籠」は鷹狩りの作法の勉強に必要だから。
体育の「領収書なし」は紛失のため。
保健の「雀用薬餌代」は、どうやら委員長だけが実態を知りながら口を噤んでいる。
火薬と学級委員長は――なにか隠しているのは確かだが、確証は未だ無し。

留三郎に約束させられた"鼻薬"の件があるから、いずれ伊作とは会わなければならないが、どうせなら最後の二つについても見当をつけておきたい。実情を掴んでおけば会計監査を早く済ませられるし、そのぶん決算作業と予算会議に時間を割ける。
一日二日の徹夜はなんとかなるけれど、三日四日となると一年生たちは魂が抜けるし左門は目を開けたままうとうとするし、五日六日に入ると帳簿に書かれた数字や算盤玉が枷を外れて自由勝手に踊りだす。委員長は徹夜が続いてもあまり変化しないが、気力と体力が保たず手が止まりがちになる後輩たちに機嫌が悪くなり、三木ヱ門は委員長と下級生の間に挟まれて身の置きどころに困る。
どうしても、と休憩の必要を訴えれば聞いてはくれるが――氷が張ったこの時期の池で寝たら、そのまま目を覚ませなくなりそうだ。
二重の意味でぞくっとして、肌が粟立った。
「あーあ。医務室はあったかかったな」
腕をさすりながら呟く。
作兵衛が三木ヱ門を見て再び遁走したということは、留三郎はまだ医務室で乱太郎と左近に捕まっているのだろう。当人は大丈夫だと言い張っていたが、鎖骨の打ち身はずいぶん酷いように見えたから、きっちり手当てを終えるまで保健委員たちは放してくれないに違いない。
「……善法寺先輩も加わっていたりして」
そしてまた痛みが引く代わりに全身の骨が痒くなる薬を調合していたりして。
想像してくすっとしたのと同時に、廊下の角を曲がって来た誰かと衝突した。



Copyright c 高札場 All Rights Reserved
PR
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]