「夏の怪し」更新しました。
日本史の教科書や資料集にちっちゃーく載っているような絵画資料を大判カラーで改めて見ると、ひとつの画面にごっちゃりいる人物の顔つきや表情がしっかり描き分けてあって五百年前の絵師スゲェ。
図書館の隅の方にあるでかくて重い本を集めた美術資料コーナーって誰に需要があるんだろうと長年思っていたらあにはからんや自分にありました。文化風俗の参考資料にしようと目論んだのに、ある程度の歴史的知識がないとそこに描かれてる状況が読み解けなくてオーノーだズラ。
そういうわけで資料を読むための資料を探していて見つけた、ジブリのアニメ監督・高畑勲さんが絵巻物の見方を映画的・アニメーション的に解説した「十二世紀のアニメーション」(徳間書店)が面白いです。
何か堂々巡りをしてる気がするのは多分気のせいじゃない。