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. . . . . . . . . . . . ぐだぐだ雑記兼備忘録です。
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兵助 「」ガタッ
勘右衛門 「落ち着け」

夏企画のネタ探しをしていた時に見かけて気になっていた奇談の出典みつけた。
西遊記続編巻之四より「豆腐怪」。原著も早稲田大学図書館のデータベースで見つけました が 読めないので現代語でメモ。

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薩州(薩摩国)の今泉という所に、ある朝、おびただしい数の豆腐が捨てられていた。この辻、あの門(かど)、いずれの町々の街道にも、あるいは十丁二十丁とうず高く捨ててあり、その数はおよそ数百丁に達した。始めのうちは、人々も己の門前だけのことと思って「誰のいたずらだろう」と呟いていたが、後には「ここにもかしこにもあり」と騒ぎ出したので、「怪(け)しからぬ事なり」と怪しみ訝り、狐狸が人を惑わすのではあるまいかと忌み恐れ、手を触れる人もなくなった。しかし、昼になり、日が暮れても、豆腐には何の変化も起こらなかった。
他に疑わしいこともないので、家々に持ち帰ってこれを食べたが何の祟りもない。
その後、近在の豆腐屋などにも訪ねてみたが、その日、特にたくさんの豆腐を売った店もなく、どこからこれらの豆腐が集まってきたのか、またどんな訳があって大量に捨てられていたのか、ついに知れなかった。

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豆腐がそこら中に大量に置き去りにされていたことより、しばらく観察してもおかしなところがないから じゃあ食べよう。と思う薩州人のほうが凄いわ。
と思って覚えていた話でした。さすが戦闘民族薩摩隼人。
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