>アヤイさま
冗長の最たるものなブログ連載を読み込んでいただいてありがとうございます…!
最近の展開は
フロンティアスピリットです。夏企画のボツネタをリライトしていたらそっちに引きずられました。サイト傾向がそっちにシフトする予定はござりません よ!
疑問点の解答は以下、箇条書きで失礼します。
■保健関連
・411話、そわそわし始めた伊作
→尋問中で下級生に仕事を任せきりにしたまま薬湯の配給まで終わってしまったので、「後始末くらいは委員長の自分が指示をしなくちゃ」と、立ち上がりたくて気が揉めてます。
・雑費を「雀用薬餌代」にした理由
→きり丸から買った薬草も試薬を作るのに使った
→試薬を与えた生き物の中にはすずめもいた
→「薬餌代」としておけば物々しく見えるからそうしておこうっと(適当)
メタな理由では「すずめ」が全編通したキーワードになっているので
無理矢理ねじ込みました。・薬に関する時系列&医務室が「今日」門前市の理由
→おおよそこんな流れです。
一ヶ月半前~一ヶ月前:八左ヱ門から材料を受け取った伊作が、調合や配合を変えた複数の試薬を同時進行で作成。
それぞれの試薬の時間経過による熟成具合をみるため+薬の効果を確かめるため、学園内で少量ずつこっそり薬を撒く(#396「試薬を作って実験して~」、#397「実験の回数を多めにして丁寧にやった」、#398「(不特定多数の生き物に薬を与えていたのは)ひと月半前」)。
試薬の中で一番出来が良かったものを選んで本格的な調整に入る。
約15日後(作中時間から見て一ヶ月前):薬に漬けてあった木の実を小平太がつまみ食い。
20日後(作中時間から見て一ヶ月"ほど"前):生物委員会に薬の引き渡し。イカサマラットレースに負けた用具委員会は今月の予算が無くなる。小分けして下級生に渡した薬のうち、虎若のものはあっという間にぶち撒けられて、下級生長屋で生き物の大運動会開始。
今日:元気過ぎる生き物たちが一ヶ月に渡って振り撒いた塵や埃にじわじわやられていた人たちが一斉に飽和状態を迎えて、パンデミック発生。
※要はハウスダストアレルギーなので、実在する病気のことをあまり書き込むと嫌な気分になる方もいるかなあ と書き出してから腰が引けたので詳細は流してしまいました。
■生物関連
・木下先生から受け取った猿をすぐに小屋に返せなかった理由
→八左ヱ門が学園中に散らばっている下級生たちを探し出して「小猿を確保した」と知らせるのを優先した&猿が鍵の開け方を覚えてしまっているので、そのまま戻すのは不安だった です。
・332話、三木ヱ門が八左ヱ門を止めるのを思い止まったのは?
→八左ヱ門は三木ヱ門ひとりに黙秘の責任を負わせて文次郎と対峙させるのは正しい事ではないと考えて、三木ヱ門の負荷を軽くするために自分の口からちらっと小猿の素性を喋りました(知っても差支えのない部分だけ)。
一方の三木ヱ門は何を言い出すのかとぎょっとしたものの、「八左ヱ門は絶対に小猿の詳細を文次郎に話さない」と信じているので、我慢して静観しました。
■その他
・172話、雷蔵が五年生達の行動を把握していた件のタネは?
→
どうしましょうねえ… orz
・372話、話の途中で潮江が急に息が変に抜けた事
→たかが小猿の飼育に大金がかかることとさっき見た豪華な首輪とを考え合わせて、三木ヱ門が想像以上に厄介なことに巻き込まれているのを察し、やっぱり締め上げてでも全部吐かせるべきだったと自分を詰る言葉が出かかったのを無理やり溶かしました。口に出してしまうと三木ヱ門がまたヘコむのは分かっているので。
・89話、用具倉庫の鍵と署名
→鍵の管理は厳重にやってます、という示唆であまり深い意味はないです。しいて言えば「吉野先生は今ものすごく忙しいので、この上更に面倒が増えないようにしっかり言い含めた」くらいのやり取りです。
きり丸が「どっちの名前を署名するの?」と言ったのは、作兵衛に倉庫の奥にいる三木ヱ門の存在を気付かせる為の作話上の都合です。
・106話で庵に向かった突庵望太が171話では「直接図書室に来た」(雷蔵談)
→雷蔵の台詞直後の本文の通り、受取拒否をしても角が立ちにくいように、突庵が庵へ行く途中で思い直して図書室へ直行しました。
・54話、「先月の鳥の餌代が先々月の
五割増し」→「他の生き物の
五倍も費用のかかる猿がいた」→1.5倍=5割増し≠5倍
→
今まで気付いてなかった記述ミスです。×「先々月の五割増し」 ○「先々月の五倍」です…。
・八左ヱ門の声は治ってる?
→こっちは自覚していたミスで、ずっと嗄れっぱなしなのが正解です。声を出す場面は「嗄れていても通る声」のつもりでいたら勝手に回復してました。
・日本の気候は寒すぎてずっと大人しかった子猿がとてもすばやい
→生物委員たちは「寒いから大人しいんだ」と考えていましたが、実は散々暴れ回った為に腫れ物扱いで誰にもかまってもらえず
無気力になっていただけで、学園に来て親切にして貰ったのでヒャッハー!!!と復活しました。
本当は上げ膳据え膳で扱われなくても自力でいろいろできる逞しいやつです。
ご指摘いただいて改めてあちこちに開いていた穴に気付いて「あああああああああ」となっている現状です。推敲は大事だとつくづく……。
寒の戻りの冬の延長戦、風邪など召されぬようにお過ごしくださいませ。